Raspberry Pi(ラズパイ)を開発するRaspberry Pi Foundationは2014年11月10日、低価格なモデルAの新版「A+」を発表した。価格を従来の25ドルから20ドルに下げ、長辺のサイズを86mmから65mmと小さくした(写真1)。
モデルA+は、イーサネットポートを持たないなど機能を限定することで、消費電力と価格を抑えたモデル。今年7月にモデルBの新版「B+」が発表されたが、それに続く新モデルだ。
A+でほかに拡張されたポイントは以下の通り。(1)電子部品をつなぐピンヘッダーの数を26個から40個に増やした(写真2)。(2)SDカードからより小型のmicroSDカードに変更した。(3)オーディオ回路を改善し、ノイズを低減させた。(4)消費電力をさらに低減させた。いずれもB+で施した改善点をA+にも反映したものだ。
USBポートの数は従来と同じ1個、メモリーサイズも256Mバイトと変わらない。