岩手県庁内の職員有志で組織する岩手県庁Ingress(イングレス)活用研究会は11月9日、初のイベント「ポータル探して盛岡街歩き」を開催した(写真1、関連記事:岩手県のIngress活用、第1弾は11月9日に「街歩きイベント」を実施)。
一般応募で予定の2倍の26人が参加。スタッフなどを含め総勢54人が7グループに分かれて、盛岡市内を約2時間歩いた。米Googleが無料で提供する位置情報を活用したスマートフォン(スマホ)向けゲーム「Ingress」を楽しむ要となる仮想の拠点「ポータル」を盛岡市内に増やすのが狙い。
今回の活動によるポータル申請の総数は集計中だが、市内の主要な史跡や名所、旧跡の多くをポータルとして申請できたもようだ。イベントの成功を受け、Google側も岩手県の活動を支援する構えを見せており、現在約60個しかない盛岡市内のポータルは早晩、大幅に増えそう。研究会は観光振興などへの活用に向け、次のステップに踏み出す。
「心配していた雨も降らず、事故無くイベントを無事終了できた。参加者にも楽しんでもらえたようで、まずは大成功」と、研究会主宰の県秘書広報室秘書広報室の保和衛副室長兼首席調査監(写真2)はホッとした表情を見せた。