ヤフーは2014年11月7日、利用者の申請に応じて、検索サービスで表示する情報を削除するかどうかの判断基準などを議論する「検索結果とプライバシーに関する有識者会議」を設置したと発表した。11月11日に第1回の会議を開催する。ヤフーは今後、有識者会議を複数回実施し、その議論を参考に、2014年度中をめどにYahoo! JAPANとしての考え方を公表する(有識者会議の設置に関する同社ブログ)。

 EUを中心にプライバシー権として認知されつつある「忘れられる権利」と、「表現の自由」「知る権利」とのバランスに配慮しながら、基本的な考え方や判断の基準について検討する。

 有識者会議の委員は、東京大学名誉教授で弁護士の内田貴氏を委員長に、元最高裁判所判事で弁護士の泉徳治氏、東京大学大学院法学政治学研究科 教授の宍常寿氏、早稲田大学大学院法務研究科 教授の長谷部恭男氏、中央大学大学院法務研究科 教授で弁護士の升田純氏で構成される。