iPad向けExcelの画面
iPad向けExcelの画面
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 米Microsoftは現地時間2014年11月6日、オフィススイート「Microsoft Office」のモバイル向け提供拡大について発表した。米Appleの「iPhone」と「iPad」、およびAndroid搭載タブレット端末向けに、Officeコンテンツの作成および編集機能を無償で提供する。

 Microsoftは、これにより「ほぼすべてのデバイスで、いつでもどこでもOfficeが使えるようになる」としている。

 同社は3月に、iPad向けOfficeアプリケーション「Word for iPad」「Excel for iPad」「PowerPoint for iPad」をリリースした(関連記事:Microsoft、iPad向けOfficeアプリケーションを無償提供開始)。Officeによる文書、スプレッドシート、プレゼンテーションをiPad上で閲覧可能にするもので、新規作成や編集にはクラウド型グループウエアサービス「Office 365」にサブスクリプション登録している必要があった。

 今回、MicrosoftはiPad向けOfficeをアップデートし、iPhoneにも最適化したユニバーサル版のWordExcelPowerPointを公開。これらアプリケーションにより、iPadおよびiPhoneユーザーは、Office 365に登録していなくてもOfficeコンテンツを作成・閲覧・編集できる。

 Android搭載タブレット端末に最適化した同様のOfficeアプリケーションは2015年の早い時期に正式リリースする。プレビュー版を希望するユーザーは専用サイトで申し込みができる。

 Microsoftはまた、次期Windows「Windows 10」向けにタッチ機能の強化を図ったOfficeアプリケーションを投入する計画であることも明らかにした。後日詳細を発表するとしている。Windows 10は2015年後半に正式リリースする予定(関連記事:次期Windowsは「Windows 10」、正式リリースは2015年後半)。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]