写真1●ネットギアジャパンのNighthawk R7500
写真1●ネットギアジャパンのNighthawk R7500
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 ネットギアジャパンは2014年11月6日、無線LANルーターの新製品「Nighthawk R7500」を発表した(写真1)。12月下旬に販売を開始する。

 5GHz帯と2.4GHz帯の同時利用が可能で、それぞれの最大通信速度(理論値)は5GHz帯が802.11acの1733Mbps。2.4GHz帯が802.11nの600Mbps。無線LANクライアントの位置に追従して電波の送信方向や出力を最適化する「Beamforming+テクノロジー」に対応する。また、複数端末へ同時にMIMOによる通信環境を提供する「MU-MIMO(マルチユーザーMIMO)」をサポートしている。

写真2●本体にあるeSATAポート
写真2●本体にあるeSATAポート
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 この機種は、アプリケーションに基づいて帯域幅を割り当てる「Dynamic QoS」機能を搭載。アプリケーションやストリーミングのタイプ、無線LANデバイスの種類を認識し、帯域幅の割り当てなどを実行する。新しいアプリケーションや端末に関しては、ルーターをアップデートすることで対応する。また本体には1つのeSATAポート(写真2)と2つのUSB3.0ポートを搭載。ハードディスクにデータをバックアップするといった使い方ができる。

 その他の機能および関連アプリとして、どこからでもルーターを管理できるアプリ「NETGEAR Genie」、PCのデータをバックアップできるユーティリティ「ReadySHARE Vault」、ネットワークを介してルーターにつないだUSBのデータを共有できる「ReadySHARE USB ストレージアクセス」や、ペアレンタルコントロール、ゲストネットワークアクセスなどが利用できる。

 Nighthawk R7500の価格はオープンで、想定市場価格は税込み2万6000円。

ホームセキュリティカメラ「Arlo」も紹介

 同日開催した発表会では、アメリカ本社製品担当のJonathan Wu氏が米国時間5日に発表したホームセキュリティカメラ「Arlo Smart Home Security Camera」も紹介した。

 Arloは100%ワイヤーフリー、HDクオリティのビデオ画質で、屋内でも屋外でも使えるセキュリティカメラ。防水、ナイトビジョン、動きがあると録画するといった機能を搭載する。ライブ映像も録画した映像も視られるようになっている。

写真3●Arlo Smart Home Security Camera
写真3●Arlo Smart Home Security Camera
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 Arloはカメラと、インターネットに接続したベースステーションで構成される(写真3)。クラウドサービスを通じて、カメラの指定や映像再生などを行う。Wu氏はデモを交えて、「バッテリーで駆動するが、バッテリーは動きがあったときだけ録画するという通常の使い方なら6カ月持つ。カスタマイズされたWi-Fiを使っているからだ。消費電力がとても少なく、すぐに起動する。だからモーションセンサーもすぐに動作できる」などの特徴を説明した。

 Arloは、最初は米国のみで発売するが、日本でも発売する計画である。