図●デンソーウェーブとレピカが共同開発するブランド品真贋判定ソリューション
図●デンソーウェーブとレピカが共同開発するブランド品真贋判定ソリューション
[画像のクリックで拡大表示]

 「QRコード」の発明企業で、自動認識機器大手のデンソーウェーブ(愛知県阿久比町)と、デジタル販促ソリューションを提供するベンチャー企業のレピカ(東京・港)は2014年11月6日、資本業務提携を行ったと発表した。10月にレピカがデンソーウェーブを引受先とする第三者割当増資を実施し、1億円を調達した。

 レピカはQRコードを活用した販促システムやスマートフォンアプリなどを提供している(関連記事:レピカが集客支援ツール「potto」提供開始、スマホ・実店舗連動販促を手軽に)。今回の資本・業務提携を通じて、工業分野で新たなソリューションの共同開発を進める。

 具体的には、偽物やコピー商品が出回りやすいブランド品に、偽造しにくい特殊なQRコードを埋め込む。これをスマートフォンアプリで読み取ることで、本物か偽物かを判定するサービスを開発する()。ブランド米のトレーサビリティーシステムなどにも応用する計画だ。

 提携を通じて、デンソーウェーブは、スマートフォンアプリ開発のノウハウを自社サービスに取り込むことで事業拡大を図る。レピカはこれまでの主力事業である小売業・サービス業向け販促ソリューションから、製造業など新分野へと展開する。

デンソーウェーブの発表資料