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 従来より大きい画面を搭載した米Appleの「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」スマートフォンの登場により、同社の「iPad」タブレット端末の使用が減少している―――こんな調査結果を、米Pocketが現地時間2014年11月26日に発表した。

 Pocketは、Webコンテンツをあとで読むために保存しておくアプリケーションを手がけており、調査ではスマートフォンとタブレット端末の両方を所有する同社ユーザーの利用動向を分析した。

 「iPhone 5」あるいは「iPhone 5s」とiPadを所有しているユーザーは、Web記事や動画閲覧時間の55%をiPhoneで、45%をiPadで費やしている。

 これがiPhone 6とiPadの場合、前者が72%を占め、後者は28%に減少する。さらにiPhone 6 PlusとiPadでは、80%対20%と、いっそうiPadの使用率が下がる。

 ちなみに、画面サイズが大型傾向のAndroidスマートフォンとAndroidタブレット端末の両方を所持しているユーザーでは、スマートフォンが80%、タブレット端末が20%という。

 また、iPhone 6による記事やビデオの閲覧数は、iPhone 5/5sと比べて33%多く、iPhone 6 Plusでは同65%も上回る。

 画面が大きいiPhone 6およびiPhone 6 Plusでは従来よりWebコンテンツの消費が増え、ユーザーはiPadを自宅に残してもっぱらiPhone 6/6 Plusを持ち歩くようになると、Pocketは分析している。

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