調査会社のIDC Japanは2015年9月7日、国内のソーシャルビジネスに関する調査結果を発表した。それによると、2014年のソーシャルビジネス関連の市場規模は、前年比32.0%増の126億9300万円になるという()。

図●国内ソーシャルビジネス関連市場規模予測(出典:IDC Japan)
図●国内ソーシャルビジネス関連市場規模予測(出典:IDC Japan)
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 同社では2015年以降、企業のワークスタイルの変化などにより、ソーシャルネットワーキング技術の活用が促進されると指摘。2014〜2019年の同市場の年間平均成長率を26.3%、2019年には市場規模が407億7100万円にまで拡大すると予測した。

 同社は、ソーシャルネットワーキング技術の利用動向についても調査。それによると、企業内ソーシャルネットワーキングシステム活用では、「特定の部署やプロジェクトでの利用」とした回答した企業が多かったという。また、利用目的は「プロジェクトの進捗/リソース管理」が最も多い結果となった。

 2015年の調査結果から同社は、「顧客グループやコミュニティとのコラボレーション」や「顧客へのサポート提供」などが、企業の利用目的の上位となったと指摘。ソーシャルテクノロジー活用の意識は、顧客やコミュニティとのエンゲージメントに移行しているという。

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