図●国内IoT向けインテリジェントシステム/エッジデバイス、モバイル/クライアントコンピューティングデバイスの稼働台数(2015年以降は予測値)
図●国内IoT向けインテリジェントシステム/エッジデバイス、モバイル/クライアントコンピューティングデバイスの稼働台数(2015年以降は予測値)
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 調査会社のIDC Japanは2015年9月3日、IoT向けデバイスとスマートフォン、タブレット端末、PCを合わせたモバイル/クライアントコンピューティングデバイスの国内市場に関する調査結果を発表した。それによると、2014年の稼働台数は、IoTデバイスが5億5700万台で、モバイル/クライアントコンピューティングデバイスが1億5600万台だった()。

 同社は、2014年~2019年にかけてのIoTデバイス市場の年間平均成長率を11.4%と分析。2019年には、9億5600万台にまで拡大すると予測した。一方で、同期間のモバイル/クライアントコンピューティングデバイスの年間平均成長率は4.9%で、2019年の稼働台数も1億9800万台にとどまるという。

 2014年~2019年にかけてのIoTデバイスとモバイル/クライアントコンピューティングデバイスの出荷額についても分析した。それによると、IoTデバイスは同期間に年間平均成長率が2ケタ近くに達し、出荷額も2014年の8兆3900億円から2019年には12兆円を超えると予測。それに対し、モバイル/クライアントコンピューティングデバイスの同期間の年間平均成長率は1.0%で、出荷額も2014年の3兆5400億円から2019年には3兆7300億円と微増にとどまると分析した。

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