ストレージの導入予定(年商5億円以上~50億円未満)
ストレージの導入予定(年商5億円以上~50億円未満)
(出所:ノークリサーチ)
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 調査会社のノークリサーチは2016年7月5日、中堅・中小企業におけるストレージの導入意向と利用状況に関する調査結果を発表した。年商5億円以上から50億円未満の中小企業に対して、「今後一年以内にどのようなストレージを導入する予定があるか?その際の導入パターンはどのようなものか?」について調査。「DASストレージ」、「ファイルサーバ」、「オンラインストレージサービス(ファイルサーバ型)」の三つのストレージ形態での導入パターンを分析した。

 DASストレージでは、新規導入が2.5%、追加導入が4.9%、更新導入が6.2%。ファイルサーバでは新規導入が6.2%、追加導入が13.6%、更新導入が8.6%、オンラインストレージサービス(ファイルサーバ型)では新規導入が3.7%、追加導入が9.9%、更新導入が4.9%だった。

 同社では、おもに業務システムデータなどの定型データの格納先となるストレージとして利用されるDASストレージでは「更新導入」が他のストレージ形態と比べてやや多く、一方で「ファイルサーバ」や「オンラインストレージサービス(ファイルサーバ型)」では「追加導入」が最も多くなったという。

 また、同社は年商50億円以上から100億円未満の中堅下位企業、年商100億円以上から300億円未満の中堅中位企業における、機能ニーズに対する調査も実施。年商50億円以上から100億円未満の中堅下位企業では、「仮想サーバ毎の性能/アクセスの制御」が28.6%と最も高く、「システムのレプリケーション」」が21.4%、「クラウドサービスへのデータ移動」が17.9%と続いた。

 一方、年商100億円以上から300億円未満の中堅中位企業では「クラウドサービスへのデータ移動」が50.0%と半数を占め、「仮想サーバ毎の性能/アクセスの制御 」が33.3%、「システムのレプリケーション」が8.3%となった。

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