図 国内インクジェット製品の四半期出荷台数と前年同期比成長率の推移 2013年第1四半期~2016年第1四半期
図 国内インクジェット製品の四半期出荷台数と前年同期比成長率の推移 2013年第1四半期~2016年第1四半期
A4判以上の製品、出所:IDC Japan
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図 国内レーザーMFP/プリンターの出荷台数推移、2013年第1四半期~2016年第1四半期
図 国内レーザーMFP/プリンターの出荷台数推移、2013年第1四半期~2016年第1四半期
出所:IDC Japan
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 調査会社のIDC Japanは2016年6月22日、国内のインクジェットプリンターとインクジェットMFP(インクジェットプリンターとコピーやスキャナを一体化した製品)市場に関する調査結果を発表した。それによると、2016年第1四半期(1月~3月)のインクジェット製品総出荷台数は、前年同期比5.9%減の82万8000台で、第1四半期として過去最低を記録した2015年第1四半期をさらに下回った。四半期別の前年同期比成長率でも、2014年第1四半期を除くと、2013年第1四半期以降はマイナス成長が続いているという。

 同社は、製品別の動向も調査。それによると、インクジェットプリンター(単機能製品)が同4.5%減の16万8000台で、インクジェットMFPが同6.2%減の66万台。国内経済が緩やかな回復基調にある中で、プリンターとMFPのどちらも出荷台数で前年同期を下回った。

 同社は、国内レーザーMFP/プリンター市場に関する調査結果も発表した。それによると、2016年第1四半期の総出荷台数は同11.0%減の44万台。レーザーMFPは同1.5%増の22万2000台に達した。内訳は、カラーレーザーMFPが同0.3%増の15万4000台、モノクロレーザーMFPが4.6%増の6万8000台。モノクロレーザーMFPには、大型の官公庁案件が数件あったことから、成長率がカラーレーザーMFPよりも今期は高くなったという。

 レーザープリンターは、同20.9%減の21万8000台。カラーレーザープリンターが、同21.3%減の6万6000台、モノクロレーザープリンターが同20.7%減の15万2000台に落ち込んだ。

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