国内EDR市場規模推移および予測
国内EDR市場規模推移および予測
(出所:アイ・ティ・アール)
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 調査会社のアイ・ティ・アールは2016年6月21日、国内のEDR(Endpoint Detection and Response)市場に関する調査結果について発表した。2015年度の売上金額は前年度比64.1%増の10億5000万円に達し、2016年度も同69.5%増と引き続き大幅な伸びを予測した。同社では、2015~2020年度の同市場の年間平均成長率を37.7%と分析。2020年度には52億円にまで拡大するという。

 EDRとは、エンドポイント側での脅威対策製品で、従来のアンチウイルスを中心としたセキュリティ製品では防ぐことが困難な脅威に対する検知・対応が可能とされている。国内では、2015年より本格的に普及してきた。標的型攻撃に代表される昨今のサイバー攻撃の巧妙化、高度化の動きを受けて、同市場のニーズも急速に拡大し、市場に参入するベンダーも増加傾向にあるという。

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