今後最も強化・注力したいマーケティング施策(単一回答)
今後最も強化・注力したいマーケティング施策(単一回答)
(出所:アイ・ティ・アール)
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 調査会社のアイ・ティ・アールは2016年5月24日、マーケティング関連ソリューションのユーザー動向に関する調査結果を発表した。従業員数100人以上でSFA/マーケティング関連製品の導入に積極的な国内企業を対象に実施した。「今後最も強化・注力したいマーケティング施策」としては、SEOが最も高く19.5%となった。以降、「セミナーの開催/展示会への出展」が9.9%、「アフィリエイト広告」が9.0%が続いた。

 マーケティング業務をBtoB向けとBtoC向けに分けて調べたところ、今後最も注力したマーケティング施策のトップはともにSEOとなった。ただし2番目の施策は、BtoB向けでは「セミナーの開催/展示会への出展」、BtoC向けでは「メール・マーケティング」と違いがでた。

 最も差が大きく表れた施策は「メール・マーケティング」だった。BtoC向けでは14.7%と1位のSEOと僅差で高い値となっているが、BtoB向けでは同施策は10ポイント以上開き、4.3%にとどまった。

 同社ではこの結果について、スマートフォンなどの普及と利用度の高さにより、BtoCでは依然としてメールを使用したマーケティング施策が重視されていると分析した。

 BtoBではメール・マーケティングはソーシャル・マーケティングを下回った。同社では、アフィリエイト広告、LPO、LFO、Webメディアへの記事広告出稿など、全体としてWebを中心とした施策の強化が重視される傾向にあると指摘している。

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