国内IT市場 前年比成長率予測: 2015年~2020年
国内IT市場 前年比成長率予測: 2015年~2020年
(出所: IDC Japan)
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 調査会社のIDC Japanは2016年5月9日、国内のIT市場に関する調査結果を発表した。 2016年の市場規模は、前年比0.4%減の14兆5683億円とマイナス成長と予測した。

 製品別ではハードウエア市場が同4.7%減の6兆1768億円に落ち込んだが、ITサービス市場は同2.1%増の5兆5003億円、パッケージソフトウエア市場は同4.6%増の2兆8912億円に達すると分析。ソフトウエア(パッケージソフトウエア)市場、ITサービス市場が堅調な伸びを示すものの、エンタープライズネットワーク機器を除くすべてのハードウエア製品市場がマイナス成長となるため、IT市場全体としては、前年比微減になるという。

 IT市場に通信サービス市場を加えた国内のICT市場についても調べた。2016年の市場規模予測は前年比0.6%減の25兆2670億円。国内IT市場の2015~2020年の年間平均成長率(CAGR)の予測は0.8%で、国内ICT市場はマイナス0.3%と分析した。2020年の国内IT市場規模を15兆2413億円、国内ICT市場規模を25兆37億円と予測している。

 同社は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年について、景気が上向く期待がもたれているにもかかわらず、同年の国内IT市場が2019年比で1.0%減のマイナス成長になると予測する。直接の原因は2020年1月にWindows 7のサポート終了を迎えるため、2019年に更新需要増が予測されているPC市場が、その反動で大幅なマイナス成長となるためという。

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