契約している月間の通信プラン
契約している月間の通信プラン
(出所:MMD研究所)
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 調査会社のMMD研究所は2016年5月9日、モバイルインターネット通信に関する調査結果を発表した。スマートフォンを利用している10代以上の男女1097人を対象に実施した調査で、月間データ通信容量プランではについて聞くと、4キャリア利用者では5ギガバイトのプランが17.8%で最多、格安SIM利用者では3ギガバイトのプランが31.9%で最も多くなった。また、「契約している通信プランがわからない」と回答した人は、格安SIM利用者では5.9%に対し、4キャリア利用者では20.1%と差が出た。

 実際に使用している月間のデータ通信量についても調べた。4キャリア利用者では「わからない」が18.7%で最多となり、格安SIM利用者では、1ギガバイト未満との答えが19.2%で最多だった。

 スマートフォンのデータ通信量の節約意識については、4キャリア利用者では「かなり意識している」が20.3%で、「やや意識している」の33.0%と合わせると53.3%が意識しているという結果だった。それに対し、格安SIM利用者では「かなり意識している」が28.9%、「やや意識している」が36.3%で、合わせて65.2%が意識している結果となり、両者の間で10ポイント以上差がでる結果となった。

 節約意識があると回答した10代以上の男女650人に、スマートフォンのデータ通信量の節約のためにしていることについて聞くと、両者ともに「アプリのDLやアップデートはWi-Fi接続時のみ行う」が約6割に達した。「常時通信するようなアプリはオフにしている」、「外出時などは公衆無線LANの接続をするようにしている」が両者ともに約3割で続いた。閲覧制限による節約としては「動画などのデータ容量の大きいコンテンツはみないようにしている」が約半数、「あまりインターネット接続をしないようにしている」が約1割という回答だった。

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