韓国Samsung Electronicsが、米ニューヨーク市のマンハッタンに大規模なオフィスを構える計画だと、米Wall Street Journal(WSJ)が現地時間2014年11月3日に報じた。

 WSJが不動産関係者から得た情報によると、Samsungはニューヨークの土地開発業者や地主に接触し、新築・既存問わず最大100万平方フィート(約9万2900平方メートル)のオフィス物件の情報を求めているという。一般的に5000~7000人の従業員を収容できる広さで、同社はリースではなく購入を希望している。

 Samsungは米国に複数の拠点を持っているが、ニューヨーク市には大規模な拠点はない。ニュージャージー州リッジフィールドパークに23万平方フィート(約2万1400平方メートル)超の米国本社を設けており、ITブームの際に米カリフォルニア州ベイエリアにプレゼンスを拡大した。現在ベイエリアに、新たな研究開発施設と半導体施設を建設している。

 またこれとは別に、Samsungの米国子会社Samsung Telecommunications Americaは同日、側面部に曲面ディスプレイを採用したスマートフォン「Galaxy Note Edge」を11月14日より米国で発売すると発表した(Samsungのプレスリリース)。Galaxy Note Edgeは先月、世界に先駆けて日本で最初に発売された(関連記事:サムスンがGALAXY Note Edgeを世界で初めて日本で発売)。右エッジ部のスクリーンが曲面になっており、メインスクリーンから独立した操作が可能。

 Galaxy Note Edgeの米国での希望小売価格は、米AT&Tと2年契約を結んだ場合400ドル、契約無しでは946ドル。米Sprintの割賦販売方式「Easy Pay」を通じて購入した場合は24回払いで合計840ドルとなる(米CNETの情報)。