WOWOWは2014年10月30日の「2014年度第2四半期決算発表会見」で、5月15日に公表した2015年3月期通期連結業績の予想数値を修正したと発表した。

 新たな連結業績の予想数値は、売上高が723億円(前回予想比8億円増)、営業利益は85億円(同6億円増)、経常利益は90億円(同10億円増)、純利益は57億円(同6億円増)である。いずれの数値も上方修正した。

 収支計画の変更に合わせて、2014年度加入計画も修正した。新規加入件数は65万件(当初計画比16万件増)、解約件数は58万件(同12万件増)、正味加入件数は7万件(同4万件増)とした。

 WOWOWの上半期の累積加入件数は、オリジナル連続ドラマの「MOZU」や夏の音楽ライブ、「全米オープンテニス」での錦織圭選手の活躍などにより、2014年9月末時点で開局以来最高となる276万3000件となった。代表取締役社長の和崎信哉氏は、「上期の大きな流れをしっかりと受け止め、2014年の新たな着地点を目指して下期の取り組みを進めていきたい」と意欲を見せた。

 今回の会見では、2014年度下半期の取り組みについての説明も行った。番組編成では、ドラマ・音楽・映画を中心に「線(シリーズ化)」と「塊(特集化)」を推進する。線(シリーズ化)の事例としてテニスの継続的な放送(フェドカップやデビスカップなど)や、2ライン体制でのオリジナル連続ドラマの放送を挙げた。塊(特集化)については、11月の「WOWOWディズニー・スペシャル」の実施や、「WOWOWオリジナルドキュメンタリー」枠(毎週土曜日午後1時から放送)の設置を報告した。

[発表資料へ]