カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は2014年11月1日に、同社が運営するTポイントサービスの会員規約を大幅に改定する。改定自体は8月に発表済み(関連記事:「共同利用」から「第三者提供」に、CCCがT会員規約を大幅改訂へ)で、11月1日から適用される。
新しい規約では、CCCが保有する個人情報が、ファミリーマートやすかいらーくなど加盟企業へと「第三者提供」されることになる。従来の規約ではCCCと加盟企業の間で個人情報を「共同利用」するとしており、第三者提供を拒否する仕組みがなかった。新しい規約では、Webサイトか書面で「提供先への個人情報の停止」の手続きをすれば、第三者提供を拒否できる。
Webサイトでは、個人情報提供を停止したい加盟企業を選択して手続きをすることができる(画面)。現在の加盟企業すべてに対して、一括で個人情報提供を停止する操作も可能。だが、今後加盟企業が増えるなどして新たに提供先が追加された場合、情報提供を止めるには再度手続きをする必要がある。
なお、加盟企業各社も11月1日からTポイントに関する規約を改定する。改定内容は加盟企業によって異なる。例えばファミリーマートの場合、Tカードを提示して買い物をした場合、購入した商品・サービスや金額、利用日時、場所などの履歴情報がCCCへと第三者提供される。Tカードを提示した場合、CCCへの履歴情報提供を拒否することはできず、Tカードを提示しない場合はポイントサービスを受けられない。