富士通は2014年10月28日、クライアント向けのプライベートカンファレンス「富士通アジアカンファレンス in ハノイ」を、ベトナムの首都ハノイで開催した(写真1)。シンガポール、タイ・バンコクに続き、シリーズ第3回となる。ベトナムのICT最大手であるFPTコーポレーションのチュオン・ザー・ビン会長や同国の経済評論家であるファム・チー・ラン氏も登壇した。

写真1●「富士通アジアカンファレンス in ハノイ」の様子
写真1●「富士通アジアカンファレンス in ハノイ」の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 カンファレンスでは、富士通ベトナムの代表を務める工藤成氏がシステムインテグレーションなどの同社事業を紹介(写真2)。「ベトナムにおける社会インフラの充実のため、当社の知見、スキル、品質を提供していく」と意気込みを語った。

写真2●富士通ベトナムの工藤成カントリープレジデント
写真2●富士通ベトナムの工藤成カントリープレジデント
[画像のクリックで拡大表示]

 続いて講演した富士通のAsiaリージョン長である田中達也執行役員常務は、「アジアは大きな成長が見込める市場。全社の総合力を集結して、挑戦していく」と力を込める(写真3)。同社は2014年に、全世界を日本、アジア、EMEIA、米州、オセアニアの五つのリージョンに分け、各リージョン長が迅速に意思決定していく体制を整えた。一方で、リージョンごとに独自の施策を実行するだけでなく、「世界中の当社のノウハウを集約し、アジアに持ち込むつもりだ」と、田中常務は説明する。

写真3●富士通のAsiaリージョン長である田中達也執行役員常務
写真3●富士通のAsiaリージョン長である田中達也執行役員常務
[画像のクリックで拡大表示]