NTT西日本と、日本電信電話（NTT）は2014年10月28日、スマートフォンやタブレット向けに、キャスト機能付き音声対話型動画コンシェルジュアプリ「動画ナビットさん」のトライアル提供を、10月29日に開始すると発表した。
キャスト機能とは、スマートフォンで再生している動画をテレビに転送する機能のことである。今回のトライアルでは、スマートフォンやタブレットでの音声入力による動画検索と、その画面をテレビへキャストし、テレビの大画面で動画閲覧を可能とする（図）。音声対話により検索条件を絞り込むことができる「音声対話プラットフォーム技術」と、スマートフォン/タブレット、テレビといった種類の異なる端末のスクリーンでも適切に表示できる「マルチスクリーン技術」を組み合わせて実現する。
トライアルの期間は、2015年3月31日までを予定する。iOS搭載端末および光BOX＋の所有者全てを対象とする。参加人数の制限はない。
iOS搭載端末にアプリをダウンロードして起動すると、例えば「動画おすすめ機能」が利用できる。「話題の人」「音楽」「スポーツ」など五つのカテゴリーごとに、YouTubeで人気の動画をおすすめするメニュー画面が設けられる。
探したいジャンルやキーワードなどを音声入力することで、文字入力の手間無く簡単に検索できる。ナビゲーターキャラクターとして、「ナビットさん」を採用、ナビットさんとの対話による絞り込み検索で、目的の動画にたどり着くまでの手順やステップ数を減らすことができる。
観たい動画が決まったら、キャスト機能を使い、「CASTボタン」をタップすることで、テレビで動画を楽しむことができる。
NTT西日本では、このサービスの提供を通して光BOX＋の使い勝手向上を図る。合わせて、音声対話機能を用いたコンシェルジュサービスやテレビを活かすマルチスクリーン連携機能の有効性を評価し、新たな商用サービスを検討する。
NTTは、今回の音声対話シナリオや対話ルールの妥当性、マルチスクリーン連携機能の技術の有効性を評価し、品質・パフォーマンスの向上に取り組む。
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