写真1●ASUS JAPANの「ZenFone 5」
写真1●ASUS JAPANの「ZenFone 5」
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 ASUS JAPANが10月28日に発表したスマートフォン「ZenFone 5」(写真1)。SIMフリーで、LTEに対応。価格も手ごろなので、MVNOとの相性が良さそうだ。実機を使ってみる機会があったので、小レビューをお届けする。

 この機種には16GBモデルと32GBモデルがある。発売予定日は11月8日。価格はオープンで、予想実売価格は16GBモデルが2万6800円、32GBモデルが2万9800円(いずれも税別)である。SIMフリーの3Gスマートフォンにはより低価格の製品もあるが、SIMフリーのLTEスマートフォンとしては安い部類に入る。

 アクセサリーは、フリップカバー(View Flip Cover、色はブラック、ホワイト、レッド)とケース(Zen Case、色はブラック、ホワイト、レッド、ゴールド)が用意される。価格はオープンで、予想実売価格はView Flip Coverが3500円、Zen Caseが3000円(いずれも税別)である。

写真2●ASUS ZenWatch
写真2●ASUS ZenWatch
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 同時に、スマートウォッチの「ZenWatch」も発表された(写真2)。こちらは11月下旬に発売予定。価格はオープンで、予想実売価格は2万9800円(税別)となっている。

写真3●ZenFone 5の背面
写真3●ZenFone 5の背面
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 ZenFone 5はブラック、ホワイト、レッド、ゴールドの4色で展開される。サイズと重量は高さ148.2×幅72.8×奥行き10.34mm、約145g。背面中央部が少し盛り上がった形状で、見た目は少し厚みがある感じを受けるが、持つとそれほど気にならない(写真3)。

 CPUはクアルコムのSnapdragon 400(1.2GHz)で、メインメモリーは2GB。OSはAndroid4.4.2だ。ストレージは、16GBまたは32GBのeMMCを搭載し、64GBまで対応するMicroSDスロットがある。また、ASUSのストレージサービス「ASUS WebStorage」の5GB(永久無料版)が付く。

 ディスプレイは1280×720ドットの5型ワイド TFTカラータッチスクリーン IPS液晶 (LEDバックライト)で、Gorilla Glass 3を採用している。カメラはインカメラが200万画素、アウトカメラが800万画素だ。

 バッテリー容量は2110mAhで、充電時間は約3時間。バッテリー駆動時間はWi-Fiが約11時間(輝度100nitsで、1080Pの動画を連続再生した場合)、モバイル通信時が約6.5時間(輝度100nitsで、1080Pの動画を連続再生し、電波を正常に受信できる状態での平均的な利用時間)。連続通話時間は約1230分(3G)、連続待受時間は約395時間(3G)と約180時間(LTE)となっている(いずれも、電波を正常に受信できる静止状態での平均的な利用時間)。