米Twitpicは現地時間2014年10月25日、最終的に米Twitterとの提携により、同社サービスのドメインと画像アーカイブが維持されることになったと発表した。サービスは終了するが、投稿済みの写真および動画とリンクは当面アクセスできる。

 TwitPic創業者のNoah Everett氏はユーザーに対し、「長年にわたる愛用と、この2カ月間におよぶ忍耐に感謝する」と述べている。

 Twitpicは、Twitterが2011年6月に画像投稿機能を実装する以前の2008年からTwitter向けの画像および動画共有サービスを手がけていた。2014年9月4日に、Twitterから商標登録出願を取り下げなければAPIへのアクセスを禁じるとの通告を受けたため、サービスの閉鎖を決定したと発表した。9月18日に、同社は買収されてサービスを継続できる見通しだとTwitterアカウントから報告したが、結局交渉が成立せず、10月25日をもってサービスを終了することを、10月16日にあらためて告知した。

 Twitpicは今後閲覧のみ可能となり、新規の写真やデータ投稿は受け付けない。iOSおよびAndroid向けアプリケーションはすでにそれぞれのアプリケーションストアから削除されている。

 Twitpicユーザーは、自身のプロフィールにログインしてコンテンツを削除できる。またアカウント登録を削除することも可能。引き続き画像およびデータをエクスポート/ダウンロードするツールを提供している。

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