NECは2014年10月23日、法人向けノートパソコン「VersaPro」シリーズおよびデスクトップパソコン「Mate」シリーズの2014年冬モデルを発表した。デタッチャブル（着脱式）キーボードを装着してノートPCのように使えるタブレットPC「VersaPro タイプVS」、SOHO・中小企業向けの薄型ノート「VersaPro J タイプVF」など11機種。10月28日から順次出荷開始する。
VersaPro タイプVSは、11.6型フルHD（1920×1080ドット）IPS液晶を搭載したタブレットPC。マグネット式のデタッチャブルキーボードを備える。キーボードはUSB端子を搭載し、さまざまな周辺機器を利用可能。移動時にはキーボードを本体表面に装着して液晶を保護できる。また、ドッキングステーション経由でフルサイズキーボードを使うことも可能。希望小売価格（税別）は17万1000円から。
ベースモデルの「VK11C/S-K」は、Core M-5Y70プロセッサーと4GBメインメモリー、128GB SSD、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LAN、USB 3.0、microHDMIなどを搭載。バッテリー駆動時間（JEITA 2.0準拠）は約9.8時間。OSはWindows 8.1 Pro Update（64bit版）。本体寸法は幅301.1×奥行き192.5×高さ9.6mm、重さは約822g。希望小売価格は20万8500円。
VersaPro J タイプVFは、薄さ22.6mmの新型きょう体を採用したベーシックノート。15.6型HD（1366×768ドット）液晶を搭載。省電力CPUの採用によりバッテリー駆動時間を従来比1.25倍に伸ばした。また、情報漏えい防止対策としてUSBや外付けHDDなどの外部記憶装置とのデータ入出力を制限するソフト「DeviceLock Lite」を標準添付した。価格はオープン、予想実売価格は6万9000円前後から。
ベースモデルの「VJ17L/FW-K」は、Core i3-4005Uプロセッサーと2GBメインメモリー、500GB HDD、DVDスーパーマルチドライブなどを搭載。無線LANはIEEE802.11b/g/n対応。バッテリー駆動時間は約6.2時間。OSはWindows 8.1 Pro Update（64bit版）。本体寸法は幅385.6×奥行き258×高さ22.6mm、重さは約2.5kg。予想実売価格は8万6500円前後。
このほかにも、VersaProは、15.6型ハイパフォーマンスノート「タイプVD」（希望小売価格18万500円から）、スタンダードノート「タイプVX」（同14万6500円から）、ベーシックノート「タイプVA」（同14万1000円から）、13.3型モバイルノート「UltraLite タイプVC」（同21万7000円から）をラインアップした。
Mateは、スリムタワーPCハイエンドモデル「タイプME」（同17万3000円から）、スタンダードモデル「タイプMB」（同12万2500円から）、20型HD+（1600×900ドット）液晶一体型PC「タイプMG」（同22万2500円から）の3機種。
SOHO・中小企業向けモデルは、15.6型スタンダードノート「VersaPro J タイプVL」（予想実売価格7万9000円前後から）と、スリムタワーPC「Mate J タイプML」（同5万9000円前後から）を用意した。
