写真1●アクションカメラ「PIXPRO SP360」
写真1●アクションカメラ「PIXPRO SP360」
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写真2●パソコンのソフトで「Ring」ビュー表示したところ。円筒の外側に映像が表示される。円筒の角度はマウスで自由に変更できる
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写真3●半球状の「Dome」ビュー表示
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写真4●1枚の長方形に収める「Panorama」ビュー表示
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写真5●アクションカメラ「PIXPRO SP1」
写真5●アクションカメラ「PIXPRO SP1」
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写真6●レンズ交換式カメラ「S-1」
写真6●レンズ交換式カメラ「S-1」
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写真7●マスプロ電工の端山佳誠社長
写真7●マスプロ電工の端山佳誠社長
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 マスプロ電工は2014年10月23日、アクションカメラの新製品「PIXPRO SP360」「同SP1」、およびレンズ交換式カメラ「S-1」を11月21に発売すると発表した。価格はオープン。エディオン、カメラのキタムラ、ケーズデンキ、コジマ、ビックカメラ、ヨドバシカメラの計1000店舗で販売する。同社は米JK Imagingと日本総代理店契約を取り交わし、Kodakブランドのデジタルカメラおよびデジタルムービー製品の国内独占販売権を取得した。

 アクションカメラは、自分の体や自転車などに装着して、迫力のある映像を撮影するためのカメラ。SP360(写真1)は35mm換算で焦点距離8.25mmの単焦点レンズを搭載し、水平方向に360度、垂直方向に214度までの範囲を同時に撮影できるのが特徴。1/2.33型で有効画素数1636万のCMOSセンサーを搭載する。撮影した映像は円形の動画/静止画データになり、パソコン用の専用ソフトウエアで再生すると、ドーム状、リング状、パノラマなど、10種類の見え方(ビュー)を楽しめる(写真2~4)。動画再生時にそのビューを録画することも可能だ。動画の最高画質は、1920×1080ドット表示で30fps。動画撮影時のバッテリー駆動時間は、約160分間になる。

 また、スマートフォンと無線LAN経由で接続すると、専用アプリを通じてSP360を遠隔操作できる。本体サイズは幅41.1×高さ50×奥行き38mmで、重さは103g(本体のみ)。同社の直販サイトでは約4万1500円(税別)で販売する。ヘルメットやサーフボード、自動車のフロントガラス、自転車などに固定するためのさまざまなマウントや、水深60mでも撮影できる防水ケースなどのアクセサリーも販売する。

 同時発売するSP1(写真5)は、1/2.33型で有効1424万画素のCMOSセンサーを搭載した通常のアクションカメラ。幅84.7×高さ51.4×奥行き39.5mmで、重さは155g。実勢価格は約3万円。

 S-1(写真6)は、マイクロフォーサーズシステムに準拠したミラーレス一眼タイプのレンズ交換式カメラ。1683万画素の4/3型CMOSセンサーを備える。幅115.7×高さ67.4×奥行き35.6mmで、重さは290g。実勢価格は、3.75倍のズームレンズを付属したレンズキットで約6万円の見込み。

 マスプロ電工の端山佳誠社長(写真7)は、Kodak製品の販売について、「Kodakは世界的にブランド力が確立している。また、SP360は非常に魅力的な製品で、(監視など)セキュリティ用途も考えられる。3年後には、全社売上の2割程度をカメラ等の事業で占めるようになってほしい」と目標を述べた。

マスプロ電工のWebサイト