米Googleの新電子メールサービス「Inbox」の画面
米Googleの新電子メールサービス「Inbox」の画面
[画像のクリックで拡大表示]

 米Googleは現地時間2014年10月22日、新たな電子メールサービス「Inbox」を発表した。招待制で試験提供を開始している。

 Inboxは同社のWebメールサービス「Gmail」と同じ開発チームが手がけ、Gmailと平行して提供する。

 大量の電子メールをやりとりするようになった現在、電子メールは日常の雑務になり、大事な情報はメッセージの山に埋もれ、本当にするべきことに手が回らない状態になっている。Inboxはそうした問題を解決する「何か新しいもの」で、ユーザーにとって重要なことを見落とさないためのより良い手段だとしている。

 「Bundles」機能は、ネット通販の注文確認や発送状況、銀行の明細など、類似した内容のメールを自動的にグループ化する。

 「Highlights」機能は、フライト予定、イベント情報、友人や家族からの写真やドキュメントなど、重要なメッセージを一目で確認できるように表示する。

 「Reminders」機能はやるべきこと(to-do)を自由に追加でき、「Assists」機能はto-doやメールの内容に応じてWebから入手した関連情報を補足する。「Snooze」機能は、忙しくてすぐに対応でないときに、あとでメッセージを再表示するよう時間を設定できる。

 Googleはすでに一部ユーザーに対してInboxのテスト使用を促す招待状を送っている。招待を受けたユーザーは、新たに自身の友達を招待できる。Google(inbox@google.com)に電子メールを送って招待を申請することも可能。

 InboxはAndroid版、iOS版、Web版を用意する。Web版は「Chrome」ブラウザーのみ対応する(米Wall Street Journalの報道)。

[発表資料へ]