「ガムでもチョコでもない。ウエアラブルデバイスを発表させていただきます」。2014年10月21日、ロッテ 常務取締役CMOの河合克美氏はこう切り出し、咀嚼データを計測できるウエアラブルデバイス「RHYTHMI-KAMU(リズミカム)」を発表した(写真1写真2)。まずは大学や研究機関に提供し、一般向けの販売は現状未定である。

写真1●ロッテが「噛む」を計測するウエアラブルデバイスを発表。写真前段は「スペシャルアンバサダー」として登壇したHKT48のメンバー。前段左から松岡菜摘さん、宮脇咲良さん、兒玉遥さん、指原莉乃さん、朝長美桜さん、森保まどかさん。後段は左から東京歯科大学の石上恵一主任教授、ロッテ 常務取締役CMOの河合克美氏、広島市立大学の谷口和弘講師、東京歯科大学の武田友孝准教授
写真1●ロッテが「噛む」を計測するウエアラブルデバイスを発表。写真前段は「スペシャルアンバサダー」として登壇したHKT48のメンバー。前段左から松岡菜摘さん、宮脇咲良さん、兒玉遥さん、指原莉乃さん、朝長美桜さん、森保まどかさん。後段は左から東京歯科大学の石上恵一主任教授、ロッテ 常務取締役CMOの河合克美氏、広島市立大学の谷口和弘講師、東京歯科大学の武田友孝准教授
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写真2●「RHYTHMI-KAMU(リズミカム)」の装着例
写真2●「RHYTHMI-KAMU(リズミカム)」の装着例
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 RHYTHMI-KAMUは、広島市立大学大学院情報科学研究科システム工学専攻の谷口和弘博士の「earable」(以前の名称は「みみスイッチ」)と名付けた研究を応用したウエアラブルデバイスで、耳に装着するだけ咀嚼運動を計測できる(写真3)。イヤホン部、中継部、iOS用専用アプリで構成する。今回披露したプロトタイプは、iPod Touchと中継機がアームバンドにより一体化されていた。

写真3●「RHYTHMI-KAMU(リズミカム)」のイヤホン部
写真3●「RHYTHMI-KAMU(リズミカム)」のイヤホン部
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