写真●ポータブルヘッドホンアンプ「XPA-700」
写真●ポータブルヘッドホンアンプ「XPA-700」
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 パイオニアは2014年10月17日、ユーザーが音質や外装パーツをカスタマイズできるポータブルヘッドホンアンプ「XPA-700」を11月下旬に発売すると発表した(写真)。3種類のサウンドアレンジ機能を搭載したほか、接続ケーブルを保護するバンパーパーツを交換できる。価格はオープン、予想実売価格(税別)は5万7000円前後。

 DSD Native 5.6MHz(DoP/ASIO)とPCM 384kHz/32bitのハイレゾ音源に対応したヘッドホンアンプ。ESSテクノロジーの最上位DAC「ES9018K2M」や、D/A変換からバランスヘッドホン出力まで左右独立したフルバランス回路、デジタル部・アナログ部・電源部が相互干渉しないようエリアを明確化したセパレート回路構成などを採用し、S/Nが高く高音質で澄んだ音を再生できる。

 デジタル入力信号の音質を細かく設定できるサウンドアレンジ機能は、「ロックレンジアジャスト」「アップサンプリング192kHz」「デジタルフィルター切替」の3種類を搭載。亜鉛ダイキャスト製のバンパーは、様々な太さや形状の接続ケーブルに合わせてフロント3種類、リア1種類を同こん。バランスヘッドホン用サイドケーブルガイドも用意した。

 入力端子はUSB-A、光デジタル(ライン入力兼用)、Micro-USB(充電兼用)が各1系統。出力端子はバランスPHONES1(EIAJ RC-5204)、光デジタル(アンバランスPHONES2ライン出力兼用)、ライン出力が各1系統。バッテリー駆動時間はiOS端末デジタル使用時で約4.5時間。アナログライン入力使用時で約6.0時間。本体寸法は幅76×高さ26×奥行き154mm、重さは約380g(同こんパーツ装着時)。