写真◎分解中の「iMac with Retina 5K display」(出所:iFixitのWebサイト)
写真◎分解中の「iMac with Retina 5K display」(出所:iFixitのWebサイト)
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 米iFixitは、米Appleの新たな一体型パソコン「iMac with Retina 5K display」を分解し、調査した結果を発表した(写真)。ディスプレー以外はほぼ従来モデルと同様の中身だという。修理のしやすさについては、10段階中「5」と評価した(値が大きいほど容易)。

 Appleは現地時間2014年10月16日の特別イベントで、27インチの「Retina」ディスプレーを搭載したiMacを発表し、同日出荷を開始した(関連記事:AppleがRetina搭載「iMac」を発売、4Kを上回る1470万画素)。ディスプレー解像度は5120×2880ドットで総ピクセル数は1470万となり、「従来のRetina非搭載27インチiMacの4倍、4Kディスプレーより67%多い」としている。

 同製品の最大の特徴であるディスプレーは、韓国LG Display製だった。タイミングコントローラーは、米Parade Technologiesの「DP663 LCD Timing Controller」をApple専用に改良したと思われる「DP665 LCD Timing Controller」。そのほか米Texas Instruments製の各種チップが使われている。ディスプレーのデータケーブルはわずかに幅が広くなっている。

 ディスプレーを除いては、ほとんど従来の27インチiMacと変わらず、Wi-FiおよびBluetooth 4.0は米Broadcom製だった。RAMは韓国SK Hynixの製品。SSDは昨年の13インチRetina搭載「MacBook Pro」と同じ米SanDisk製を採用している。

 ちなみにiMacの希望小売価格は27インチRetina 5K搭載モデルが2499ドルから、Retina非搭載27インチモデルが1799ドルからとなっている。

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