写真1●FeliCaカードでユーザー認証するデモを行った
写真1●FeliCaカードでユーザー認証するデモを行った
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写真2●ARCACLAVIS Waysの技術責任者である、ジャパンシステム システム基盤事業本部 ビジネス開発室 室長の河又 淳氏(写真左)
写真2●ARCACLAVIS Waysの技術責任者である、ジャパンシステム システム基盤事業本部 ビジネス開発室 室長の河又 淳氏(写真左)
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 ジャパンシステムは、2014年10月15日から17日にかけて東京ビッグサイトで開催された「ITpro EXPO 2014」において、認証セキュリティソフト「ARCACLAVIS Ways」を展示。同年11月中に、新バージョン5.0を発売することを明らかにした。

 ARCACLAVIS Waysは、多要素認証、シングルサインオン、ログ管理などの機能を備えるクライアント/サーバー型のユーザー認証ソフト。このうち多要素認証については、ID・パスワードに加えて、非接触型ICカード「FeliCa」による認証、専用機器を使ったワンタイムパスワードなどが利用可能だ(写真1)。

 新バージョンでは、認証連携プロトコルの「SAML(Security Assertion Markup Language) 2.0」や「OpenID」に対応する。これによって、米Googleの「Google App Engine」、米Microsoftの「Office 365」、米Salesforce.comのすべてのクラウドサービスにおいて、シングルサインオンを実現できるようになるという(写真2)。

 さらに、仮想デスクトップのクラウドサービス(DaaS)向けの機能を付加する。DaaS事業を手掛けるアイネット(横浜市)と交渉しており、同社のパブリックDaaS「VIDAAS」のオプションメニューとして、11月中にもARCACLAVIS Waysによる認証サービスを提供したい考えだ。今後、米Amazon Web Servicesの「Amazon WorkSpaces」、CTCの「cloudage」、新日鉄住金ソリューションズの「M3DaaS@absonne」などにも売り込み、オプションメニューとしての採用を目指す。

■変更履歴
記事公開当初、「アイネット(横浜市)と既に提携しており」としていましたが、正しくは「アイネット(横浜市)と交渉しており」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2014/10/20 17:45]