写真●オービックネットワークソリューション部の伊藤尚紀課長
写真●オービックネットワークソリューション部の伊藤尚紀課長
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 オービックは、2014年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2014」に出展し、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型ERP(統合基幹業務システム)の「OBIC7クラウドサービス」を紹介している。このサービスは、会計、人事・給与、販売管理、生産管理などの機能を備えたERPパッケージ「OBIC7」を、同社のデータセンターからSaaS形態で提供するものだ。サービスを始めてから1年強で、60社以上の企業が既に利用しているという。

 OBIC7クラウドサービスはシングルテナント構成で、OS、データベース、アプリケーションなどを全てユーザーごとに用意する。「他社と完全に切り離した環境なので、セキュリティを懸念する顧客企業にも安心して使ってもらえる」と、同社ネットワークソリューション部の伊藤尚紀課長は説明する。

 参考価格は、インフラの利用料金が、CPU2コア、メモリー16Gバイト、ディスク250Gバイトのマシンスペックで月額10万円(税別)から。アプリケーションや保守・運用の費用は、個別見積りとなる。アプリ―ションは買い取り型と、月額のサービス支払い型の2通りを用意する。主に中堅・中小企業向けに販売していく方針だ。