写真●LanScope An Ver.2.0のデモンストレーション環境でWindows 8.1端末の端末情報を閲覧している画面
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 東京ビッグサイトで2014年10月17日まで開催する「ITpro EXPO 2014」において、エムオーテックス(MOTEX)が、モバイルデバイス管理(MDM)ソフトの新バージョン「LanScope An Ver.2.0」のデモンストレーション環境を実演展示している。Android/iOS端末に加えて新たにWindows 8.1端末を管理できるようにしたバージョンであり、本サービスは2014年10月29日から提供する。

 LanScope Anは、Android/iOS/Windows 8.1の3種類のモバイル端末を一元的に管理できるMDMソフトである(関連記事:MOTEXがAndroid端末の行動把握ソフトに新版、iOSの資産管理も可能に)。資産管理、行動履歴管理、紛失管理、などの機能を提供する。専用のエージェントソフトを各端末にインストールして使う。管理サーバー機能はクラウドサービスとして提供しており、Web管理コンソールから管理する。

 同ソフトの初期版は2012年5月にAndroid向けに登場した。最大の特徴は、一般的なAndroid向けのMDMソフトとは異なり、資産管理やセキュリティだけでなく、パソコン用のクライアントソフトのようにアプリケーションの操作ログを記録/収集/分析できるようにしたこと。GPSによる社員の現在地/移動履歴に加え、操作ログから個々の社員のアプリケーション利用状況を把握できる。

 2013年6月には、それまでのAndroid端末に加えてiOS端末も管理できるようにした。そして今回、Windows 8.1端末も管理できるようにして、企業が導入するモバイル端末の多くをカバーできるようにした。ただし、端末のOSの制限などにより、利用できる機能については、Android/iOS/Windows 8.1で若干異なっている。

 三つのOSのすべてで利用できる機能は、資産管理(インストールしているアプリケーション一覧など)、端末紛失対策(リモートロック/消去や禁止アプリケーションの設定)、GPS位置情報管理(現在地や移動履歴の把握)、などである。