米Appleは現地時間2014年10月16日、米カリフォルニア州クパチーノの本社内「Town Hall Auditorium」でイベントを開催し、予想された通りタブレット端末「iPad」と一体型パソコン「iMac」の新モデルなどを発表した。米Engadget米The Vergeの報道をもとにその様子をお伝えする。

「OS X Yosemite」正式リリース、「iOS 8.1」を10月20日配信

 イベント開始時刻になると、会場の照明が暗くなり、ビデオが始まった。世界各地の「Apple Store」での最新スマートフォン「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」の発売カウントダウンの様子が映し出される。

 まずTim Cook 最高経営責任者(CEO)が登場した(写真1)。最新版iPhoneが「iPhone史上で最も高速に売れている」と述べたが、詳細な数字は報告しなかった。年内に32カ国で展開し、中国でも3大キャリアを通じて発売する。

写真1●Tim Cook 最高経営責任者(CEO)が登場
写真1●Tim Cook 最高経営責任者(CEO)が登場

 決済サービス「Apple Pay」については、2014年9月の発表以来、500の銀行と提携したという。実店舗で使えるほか、オンライン購入でも利用可能だ。サービスは10月20日にスタートする。

 腕時計型ウエアラブル端末「Apple Watch」は開発者向けキット「WatchKit」を2014年11月に公開する。Apple Watchの発売は来年初頭になる見込みだが、正確な時期については明らかにしていない。