写真1●フルーク・ネットワークスのブースで展示中の「AirCheck Wi-Fiテスター」
写真1●フルーク・ネットワークスのブースで展示中の「AirCheck Wi-Fiテスター」
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写真2●テクトロニクスのスペクトラムアナライザー「RSA5000」で測定したデータをパソコンで表示している様子
写真2●テクトロニクスのスペクトラムアナライザー「RSA5000」で測定したデータをパソコンで表示している様子
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 フルーク・ネットワークスは、2014年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2014」で、無線LANのトラブルシューティングなどに用いるWi-Fiテスターをデモ展示している。ブースでは、携帯型Wi-Fiテスターの「AirCheck Wi-Fiテスター」(写真1)や、その上位機種に当たる「OneTouch ATネットワークアシスタント」などが動作する様子を見られる。

 フルークのWi-Fiテスターは「無線LANのトラブルシューティングをいかに簡単にするか」という発想で作られており、測定データを作業員が見やすい形にして表示する。その結果、無線LAN以外の電波が影響していると考えられるケースなど、より難しい対応が必要となりそうなときは、スペクトラムアナライザーを使う。今回は、フルーク・ネットワークスと同じダナハー傘下にあるテクトロニクスが、フルークのブース内で、スペクトラムアナライザー製品「RSA5000」で測定したログをパソコンで見られる形にして展示している(写真2)。

 試しに、AirCheck Wi-Fiテスターで、APの台数を測定してもらったところ、結果は「2.4GHz帯と5GHz帯を合わせて123台」だった。APの台数が多すぎることなどが原因で通信エラーが多い状態になっていると考えられ、エンドユーザーの通信は遅くなっているのではないかとのことだった。ちなみに、測定されるAPの台数は時間の経過とともに変わる。これはテザリングを使っているユーザーが移動するようなケースがあるからだという。Wi-Fiテスターは、自動テストや測定したデータの記録なども可能である。