写真1●商品名の通り、方眼紙のようなデザインの「Forguncy」
写真1●商品名の通り、方眼紙のようなデザインの「Forguncy」
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写真2●テンプレートを使って作られた「出張精算書」
写真2●テンプレートを使って作られた「出張精算書」
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 グレープシティは、2014年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2014」で、Excelによく似た画面操作でWebアプリを作成できるソフトウエア「Forguncy(フォーガンシー)」を展示している。10月15日に発表された製品で、その名が示すように方眼紙のようなデザインを備える(写真1)。「昨年12月に製品コンセプトを発表して以来、多くの人に使ってもらい意見を集め、半年以上かけて製品化した」(説明員)という。

 Forguncyを使うと、Excelと似た操作画面でデータベースを作成し、それをサーバーに配置することでWebアプリケーションとして利用できる。企業の現場では、Excelのシートに日報を書き、それをメールに添付して上長に提出するといった作業をよく行う。そうであれば、Excelと同じような操作でWebページを作成する方が利便性は高い。こうした発想から生まれた製品だ。

 「Forguncyを利用すれば、Excelを使い回すことで成り立っているような仕組みをWebアプリケーション化できる。Excelは本来の表計算ソフトとして使うことをお薦めする」(説明員)。

 Excelが得意な人をターゲットにしているが、あらかじめテンプレートを用意しており、それを改造しながらWebアプリケーションを作ることもできる(写真2)。テンプレートの1つが「出張精算書」である。出張する前に入力して上長に申請し、上長がログインして承認するという仕組みだ。

 入力したデータはすべてデータベースに保存されるので、経理部門でもWebアプリケーションが必要な場合は、新たに1つ追加すればよい。既存のExcelシートをインポートしてWebアプリケーションを作ることもできるという。