写真●、4.5インチスマートフォンが7インチタブレット端末に変身する「PadFone X mini」
写真●、4.5インチスマートフォンが7インチタブレット端末に変身する「PadFone X mini」
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 米Intelは現地時間2014年10月15日、4.5インチスマートフォンが7インチタブレット端末に変身する「PadFone X mini」を台湾ASUSTeK Computer(ASUS)が米国向けに投入すると発表した。Intel製プロセッサとLTEモデムを内蔵し、10月に発売する。

 PadFone X miniは、4.5インチのFWVGA(解像度854×480ドット)IPSディスプレイを搭載した本体をスマートフォンとして使用し、7インチのWXGA(解像度1280×800ドット)IPSディスプレイを備えたドックに装着すればタブレット端末としても使える。

 CPUは動作周波数1.6GHzの「Intel Atom Z2560」デュアルコアプロセッサ、LTEモデムは「Intel XMM 7160」を採用する。Intelベースの米国向けスマートフォンはこれが初めてという。

 本体には500万画素のリアカメラ、200万画素のフロントカメラを備える。ドックのフロントカメラは100万画素。

 連続駆動時間は、ドックに装着した場合で最大28.3時間、スマートフォンモードでは最大15.8時間という。

 米GoogleのモバイルOS「Android 4.4 KitKat」にASUS独自のユーザーインタフェース「ASUS ZenUI」を組み合わせる。

 PadFone X miniは米AT&Tの第4世代(4G)LTEネットワークに対応する。10月24日にAT&Tの店舗で販売を開始する。AT&Tのプリペイドプラン「GoPhone」を契約した場合の希望小売価格は199.99ドル。

 ASUSは5インチスマートフォンを9インチタブレット端末として使用できる「Padfone X」をすでに投入しており、今回のPadFone X miniはその小型版となる。Padfone Xでは米Qualcommのプロセッサを採用している(米PCMag.comの報道)。

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