米Googleは現地時間2014年10月15日、モバイルプラットフォーム「Android」の次期版の名称を「Android 5.0 Lollipop」とし、数週間以内に公開することを明らかにした。また次期版Androidを採用する新たなスマートフォン「Nexus 6」とタブレット端末「Nexus 9」も発表した(写真1)。

写真1●Motorola Mobility製の「Nexus 6」とHTC製の「Nexus 9」
写真1●Motorola Mobility製の「Nexus 6」とHTC製の「Nexus 9」
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 Android 5.0 Lollipopはこれまで「Android L」と呼んでいたもので、6月の開発者向けカンファレンス「Google I/O 2014」で開発者向けプレビュー版をリリースしていた(関連記事:Google I/Oで「Android L」プレビュー公開、新デザイン言語も披露)。Googleはバージョン1.5の「Cupcake」以降、アルファベット順に甘い菓子やデザートの名前を付けている(写真2)。

写真2●Android 5.0の愛称は Lollipopに
写真2●Android 5.0の愛称は Lollipopに
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 Android Lollipopは、同社が「Material Design」と呼ぶデザインコンセプトに基づいて構築した。異なるデバイス間で、切り替わりを感じさせない統一感のある使用体験とより直感的な操作方法を提供するとしている。

 状況に応じて受け取る通知や相手をより細かく設定でき、重要な連絡は画面をロックしていても確認することが可能。新たな省電力機能により連続駆動時間が最大90分延長されるという。また、1台の端末を複数のユーザーアカウントで使用できる。