2014年10月13日から16日(現地時間)まで開催されている米セールスフォース・ドットコムのイベント「Dreamforce 2014」。同イベントの基調講演は、毎年派手な演出で注目される。例えば14日のオープニングキーノートでお披露目された新たなアプリ開発環境である「Salesforce1 Lightning」(関連記事)の説明も次のような展開で来場者を沸かせた。

 説明しているのは米セールスフォース・ドットコム Co-Founderで同社の全ソフトウエア開発を統括するパーカー・ハリス氏。同氏は飲料の発注画面に地図などが簡単に組み込めることを示しつつ、その画面のショッピングオプションから「Drone(ドローン、無人飛行機)」を選ぶ(写真1)。

写真1●「Salesforce1 Lightning」によるアプリ開発のデモ画面。「Drone」のボタンが配置されている
写真1●「Salesforce1 Lightning」によるアプリ開発のデモ画面。「Drone」のボタンが配置されている
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 すると会場内の巨大スクリーンは、これまでのアプリの画面から、会場外の様子へと切り替わる。ほどなく空撮の画面が出てきて、ドローンが会場に向かっているかのような映像が映し出される。画面にはホールの入口が映り、そして地下の会場に向かうエスカレーターへと移動する。そのタイミングに合わせて実際のドローンが会場へと進入。会場内をドローンが飛行し、注文した飲料をハリス氏に届けるといった寸法だ。