「昨年のDreamforceでSalesforce1を発表した(関連記事)。今既に8万社に使われているが、まだまだギャップがある。モバイルアプリをもっと速く作れるようにしなければならない」。

写真1●マルチOS、マルチデバイス対応アプリ開発環境「Salesforce1 Lightning」を発表する米セールスフォース・ドットコムCEOのマーク・ベニオフ氏と全ソフトウエア開発を統括するCo-Founderのパーカー・ハリス氏
写真1●マルチOS、マルチデバイス対応アプリ開発環境「Salesforce1 Lightning」を発表する米セールスフォース・ドットコムCEOのマーク・ベニオフ氏と全ソフトウエア開発を統括するCo-Founderのパーカー・ハリス氏
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 2014年10月14日(現地時間)、米サンフランシスコで開催中の米セールスフォース・ドットコムのイベント「Dreamforce 2014」で同社のマーク・ベニオフCEOはこのように説明し、分析プラットフォーム「WAVE」に続き(関連記事)、業務アプリの“モバイルファースト”を実現するためのマルチOS、マルチデバイス対応アプリ開発環境「Salesforce1 Lightning」を発表した(写真1、報道発表自体は現地時間13日)。

 Salesforce1 Lightningは同社のCo-Founderで同社の全ソフトウエア開発を統括するパーカー・ハリス氏が説明した(写真1左)。ハリス氏は、Salesforce1 Lightningを使うことでアプリ開発者は「Android、iOS、Windowsの対応を全く考える必要がない」とし、さらにスマートフォンだけでなく、「11月にはタブレット、来年はデスクトップ向けも意識せずに作れるようになる。ウエアラブルにも対応する」と述べ、マルチOS、マルチデバイス対応アプリの開発環境であることを強調した(写真2)。

写真2●マルチOS、マルチデバイス対応アプリの開発環境であることを強調
写真2●マルチOS、マルチデバイス対応アプリの開発環境であることを強調
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