写真●HP ProLiant DL360 Gen9
写真●HP ProLiant DL360 Gen9
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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、2015年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催中の展示会「ITpro EXPO 2014」において、x86サーバー最新版となる「HP ProLiant Gen9」シリーズを展示している。

 Gen9の名の通り、同サーバーはHPが提供する第9世代目のサーバー。会場では、高密度1Uサーバーの「HP ProLiant DL360 Gen9」(写真)を展示し、設置スペースの削減をアピールしている。

 DL360は、業務アプリケーションやデータベース、仮想化などのアプリケーション分野に最適なサーバー。1Uサーバーながら「インテルXeonプロセッサー E5-2600 v3」を最大2基搭載し、拡張スロットは標準で2つ、最大3つまで拡張できる。NICやRAIDコントローラーの増設、拡張は、PCIスロットを利用することなく可能だという。

 また、独自の省電力技術を採用し、ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)環境基準A4を満たしている。これにより、前機種では摂氏35度までの対応だったのが、Gen9では最大同45度での稼働を保証し、冷却コストの削減に貢献するという。

 HPの管理プロセッサー「iLO」は、サーバーのマザーボードに搭載。リモート操作やエージェントレスでのサーバーの監視を可能にしている。同チップに搭載された4GバイトのFlash領域のうち、1Gバイトはユーザー側で利用できる。

 HP ProLiant Gen9シリーズは、10月2日より販売を開始している。