2014年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2014」では、2015年7月に迫った「Windows Server 2003」のサポート終了をテーマに、パネルディスカッションが開催された(写真1)。
登壇者には、経済産業省 商務情報政策局情報処理振興課 課長補佐の柳田大介氏、サンリオ 情報システム部 主任の大畑正利氏、日本マイクロソフト業務執行役員 サーバープラットフォームビジネス本部長の佐藤久氏を迎え、モデレータである日経コンピュータ 副編集長の森山徹氏の進行により、同OSからの移行と次世代ITインフラのあり方という観点で議論が進んだ。
最初に、Windows Server 2003のサポート終了の概要について、日本マイクロソフトの佐藤氏が解説した(写真2)。
2003年5月にリリースされたWindows Server 2003は、7年2カ月のメインストリームサポートと5年の延長サポートを提供し、2015年7月15日にサポートが終了する。国内で稼働する223万台のx86サーバーのうちOSが2003の割合は23%(IDC調べ)で、2014年6月末時点で30万台が稼働(マイクロソフト調べ)しているという(写真3)。