写真●車載向けIoTソリューションのデモ
写真●車載向けIoTソリューションのデモ
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 富士ソフトは、2014年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催中のイベント「ITpro EXPO 2014」において、クラウドサービスを活用した車載向けIoT(モノのインターネット)ソリューションのデモを公開している(写真)。居眠り運転などを検知してドライバーに警告する。

 デモコーナーはインテルのブース内に設置している。デモでは、ハンドルの動きやドライバーの生体情報を車載端末からクラウド上のサーバーに送信。クラウド上のデータベースと照合することでドライバーの運転状況を判断し、居眠り運転などを検知した場合には、音声などでドライバーに警告する。

 現時点では、主にハンドルの動きから運転状況を判断しているが、将来的には、アクセルやブレーキの動きも判断材料にするとしている。

 同ソリューションは、「インテル Atomプロセッサー」および「Tizen IVI」を活用。Tizen上の開発プラットフォームとなる「Automotive Message Broker」を使用し、車載情報とクラウドアプリケーションを連携している。デモではネクスコム・ジャパンの開発者向け「車載用コンピュータVTC1010」を利用してアプリケーションを稼働させているが、製品化の際にはカーナビゲーションのアプリケーションとして提供することを検討しているという。