写真●infoCMSの管理画面。Webサイトのページを直接修正する感覚で作業ができる
写真●infoCMSの管理画面。Webサイトのページを直接修正する感覚で作業ができる
[画像のクリックで拡大表示]

 東京ビッグサイトで開催中のITpro EXPO 2014会場では、インフォネットが同社のCMS(コンテンツ管理システム)「infoCMS」を展示(写真)。最新の機能モジュールとして「セミナー管理」「予約管理」「ソーシャルログイン」「自動LPO(ランディングページ最適化)」のデモを披露した。

 infoCMSは、Webサイトの構築と管理を省力化するツールで、クラウドサービスおよびオンプレミスで提供している。2008年から販売を開始、これまでに伊東園ホテル、兼松、横浜ゴム、東京都立図書館など、約350サイトで導入された実績がある。

 現在新たに開発中なのが、アクセシビリティ基準に準拠したWebサイトの構築・管理機能で、2014年5月をメドに製品化する予定であるである。infoCMS全体をアクセシビリティ対応版にするか、機能モジュールごとにアクセシビリティ対応版を用意するか、といったパッケージングの詳細は未定だ。

 同社の公共系ユーザーで、Webサイトのアクセシビリティ対応を急ぐ案件が相次いだことから、製品開発を決めた。背景には、総務省主導で策定した「みんなの公共サイト運用モデル」の存在がある。「みんなの公共サイト運用モデル」は、「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」(JIS X 8341-3)をベースに策定されたもので、東京都も積極的に取り組んでいるという。