2014年10月15日~17日に東京ビッグサイトで開催中のICTソリューションの総合展示会「ITpro EXPO 2014」で、ACCESSはセンサー付きのBeaconなどを使ったBeaconソリューションを出展。参考出品としてビープ音付きBeaconも展示し、連携したスマートデバイスからBeaconを呼び出すデモも行っている。
ACCESSは、同社が提供しているBeaconを利用したソリューション「ACCESS Beacon Framework」(ABF)を展示し、ABFで手軽にBeaconを活用したビジネスソリューションを作れることを示している。その中で、温湿度センサー付きのBeaconだけでなく、ジャイロセンサー付きのBeaconなど、多様なBeaconを活用したデモを実施している。
温湿度センサーや気圧センサーを搭載したBeaconでは、モニタリングした温湿度、気圧をリアルタイムにBluetoothで連携したスマートデバイスに表示させるアプリを示した。ジャイロセンサーを内蔵したBeaconでは、Beaconを載せたダイヤルを回転させることで、スマートデバイス上に表示させたバーチャルな金庫のダイヤルを回して開けるデモを実施(写真1)。ビープ音付きBeaconでは、スマートデバイスからの指示でBeaconが鳴動する様子を見せていた。参考出品として展示したビープ音付きのBeaconや土壌センサー付きのBeaconのほか、単3電池型Beaconや各種のセンサーを内蔵したセンサーなども並べて出展し、Beaconの適用領域の広がりも示した(写真2)。
Beaconのソリューションは020(オンライン・ツー・オフライン)の用途から拡大しているが、ACCESSではこれらのセンサー付きのBeaconを工場や倉庫などの現場での新しいソリューションに向けて提案していきたい考え。「ビープ音付きのBeaconは、倉庫で目的の商品を探すといった用途で要望があって開発したもの。Beaconのソリューションの適用範囲がO2Oにとどまらないことを展示から見てほしい」(同社の説明員)という。