写真●Lantronix SLC 8000とモジュールの外観
写真●Lantronix SLC 8000とモジュールの外観
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 日本ラントロニクスは2014年10月15日、ネットワーク機器やサーバー機のシリアルコンソールポートを集約してリモートからTelnet/SSH経由で操作できるようにするコンソールサーバーの新製品「Lantronix SLC 8000」(写真)をITpro EXPO 2014で展示した。今回新たにモジュラー方式を採用し、最小8ポートから最大48ポートまで拡張できるようにした。10月10日に発表したばかりの新製品であり、10月末から出荷する。開発会社は、米Lantronix。

 Lantronix SLC 8000は、複数のネットワーク機器やサーバー機のコンソールポート(シリアル接続)を1台で集約し、これらをネットワーク経由でリモート操作できるようにするコンソールサーバーである。これを使えば、機器のコンソールポートにノートPCなどを直接接続することなく、Telnet/SSHやコンソールサーバー内蔵のWeb画面を介して機器群のCLI(コマンドラインインタフェース)を操作できる。

 新製品であるLantronix SLC 8000の最大の特徴は、コンソールポートをモジュラー式にしたこと。高さ1Uのきょう体に最大で三つのモジュールを搭載できる。これにより、最小構成時の8ポートから最大構成時の48ポートまで、接続する機器の台数需要に応じて柔軟にポート数を変えられるようにした。日本ラントロニクスによれば、コンソールサーバーでモジュラー型の製品は初めてという。

 三つのタイプのモジュールから所望のモジュールを選べる。(1)RJ-45×8ポート、(2)RJ-45×16ポート、(3)USB 2.0×16ポート---である。今後は、光ファイバーを収容するSFPスロットのモジュールを発売する予定だ。

 価格はオープンだが、最小構成(8ポート)で10万円台後半程度という。