写真●兼松コミュニケーションズが展示しているM2Mゲートウエイ「NTC-6200シリーズ」
写真●兼松コミュニケーションズが展示しているM2Mゲートウエイ「NTC-6200シリーズ」
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 兼松コミュニケーションズは、2014年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催されている「ITpro EXPO 2014」の展示ブースで、豪NetCommWirelessのM2Mゲートウエイ「NTC-6200シリーズ」(写真)を紹介している。同装置にセンサーなどを接続し、3G回線経由で計測データをサーバーに集約する用途を狙う。

 NTC-6200シリーズはOSにLinuxを搭載し、128Mバイトのプログラム領域を用意した点が大きな特徴である。専用SDKを使って計測データを加工するアプリケーションを開発すれば、パケット通信量を抑制しながらサーバーに送信できる。価格は、購入数にもよるが、3万円台後半(NTC-6200-03/13)から。GPSに対応したモデル(NTC-6200-02/12)、ZigBeeやPoEに対応したモデル(NTC-6200-01/11)も用意する。3Gの通信部分は、NTTドコモ回線の利用を想定している。

 NetCommWirelessは、英ボーダフォン・グローバル・エンタープライズ、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・テレコミュニケーションズといった海外の大手通信事業者に供給実績がある。兼松コミュニケーションズは2014年4月にNetCommWirelessと販売代理店契約を結んでおり、これから拡販していく考え。