写真1●ITpro EXPO 2014会場内の鉄道情報システム(JRシステム)ブース
写真1●ITpro EXPO 2014会場内の鉄道情報システム(JRシステム)ブース
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写真2●MVNO向け課金・請求ソリューション「J-BILLING」の概要
写真2●MVNO向け課金・請求ソリューション「J-BILLING」の概要
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 JRグループの鉄道情報システム(JRシステム、東京都渋谷区)は、2014年10月15日から17日まで東京ビッグサイトで開催中の展示会「ITpro EXPO 2014」で、MVNO(仮想移動体通信事業者)向けに焦点を当てたクラウド型課金・請求ソリューション「J-BILLING」を出展している(写真1、2)。

 J-BILLINGはMVNOに参入する際に必要不可欠な料金計算、請求、入金確認、支払い督促といった一連の業務プロセスを支援する。従量・定額を組み合わせた複雑な料金プランにも対応できる。月額利用料は8万円から。既にMVNO事業者での導入が決まっている案件があり、Webサイトなどを通じた引き合いも多いという。

 JRシステムはJRグループ7社の共同出資企業で、鉄道の予約発券システム(MARS=マルス)を開発・運用していることで有名だ。以前、JR系の携帯電話事業者のシステムを開発・運用していたことがあり、通信事業者の業務に精通している。MARSで培ったデータセンターを提供するなどグループ外向け事業を複数展開しているが、今回のITpro EXPO 2014出展に当たっては、MVNO支援システムに焦点を絞って、新規顧客獲得を狙う方針だ。