ビデオリサーチは、一般生活者1万人以上に通信機能付きタブレット端末を配布してデータを取得するシングルソースデータサービス「ACR/ex」の提供を開始した。

 シングルソースデータとは、言葉の通り同一の対象者から、購買や広告接触、ライフスタイルなどの各種情報を抽出したデータのこと。ACR/exは、同サービスとしては国内最大規模という。10月14日に発表した。

 ACR/exは、日本の主要マーケット7地区における生活者の現状と変化を「人・ブランド・メディア」の三つの視点で捉える。無作為抽出による代表性のあるサンプルから、「生活者の実態把握」「ブランディング」「メディアプラニング」を支援する。

 データは、新たに構築したASPサービス「VR-CIP 」で提供する。各種分析メニューを搭載し、集計結果のExcelファイル出力や自動グラフ化メニューなどの機能も提供する。「視覚的で分かりやすい操作性を実現した」とする。

 合わせて、MCR/exおよびTV-Pro/exの提供を2014年10月14日に開始した。MCR/exは、ACR/exと同一サンプルに対して生活行動調査を実施、メディアを取り巻く環境の変化と生活行動に関するデータを提供するパッケージである。

 TV-Pro/exとは、ACR/exからテレビデータに関係する部分を取り出して構成したテレビ業界向けパッケージ。テレビ接触データとプロフィールデータをかけあわせることで詳細な視聴者像やテレビ接触状況を把握可能とする。

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