スマートフォンと連動するユカイ工学のロボット。前面に受信メッセージの再生ボタンとメッセージの録音・送信ボタン、マイクを備える
スマートフォンと連動するユカイ工学のロボット。前面に受信メッセージの再生ボタンとメッセージの録音・送信ボタン、マイクを備える
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赤いブロックが開閉センサー、青が振動センサー、黄色が照度センサー
赤いブロックが開閉センサー、青が振動センサー、黄色が照度センサー
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スマートフォンの専用アプリケーション。発売時にはiOS用を提供するが、パソコン用やAndroid端末用の提供も検討している
スマートフォンの専用アプリケーション。発売時にはiOS用を提供するが、パソコン用やAndroid端末用の提供も検討している
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 ロボットベンチャーのユカイ工学は2014年10月7~11日に千葉市幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2014」のブースで、スマートフォンと連動するコミュニケーションロボット「BOCCO(ボッコ)」を出展している。子供の見守りなど向けに、2015年3月に発売する計画だ。価格は2万円前後を予定している。

 同社が開発中のBOCCOは、家庭内の無線LANに接続して使用するロボットである。ユカイ工学が提供するインターネット上のサーバーを介して、スマートフォンの専用アプリケーションと音声メッセージをやりとりする機能を備える。アプリからメッセージを受信すると、首振りやLEDの点滅で通知する。アプリからは文字のメッセージを送ることもでき、その場合はBOCCOが音声でメッセージで読み上げる。

 この他、家庭内に設置したセンサーの情報をアプリ側に通知する機能も備える。外出している親が、子供の帰宅を確認するなどの用途を想定しているという。センサーの種類としては、外付けの照度センサー、振動センサー、磁石による窓の開閉センサーの3種類を提供する予定だ。BOCCOとセンサーの間はBluetoothで通信する。

■修正・訂正履歴
社名を「ユカイ工業」としていましたが、正しくは「ユカイ工学」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです[2014/10/10 14:00]