富士通が2014年10月9日に開催したユビキタスプロダクトの新製品発表会では、スマートフォン、タブレット、PCなどの個人向け・法人向け新製品を一挙披露した(関連記事:富士通が新製品発表会、コンシューマーPCや従来型携帯も事業継続)。本記事では新製品の詳細についてレポートする。

富士通初となる8インチWindowsタブレットが登場

 まず同社としては初となる8インチのWindowsタブレット「ARROWS Tab QH33/S」(個人向けモデル)を発表した(写真1)。片手での使いやすさを意識し、本体幅を126mmに収めた点が特徴となる。「他社の8インチはどれも130mmを超えている。わずか数ミリでも持ちやすさは大きく違う」(富士通担当者)と優位性を語った。

写真1●ARROWS Tab QH33/S
写真1●ARROWS Tab QH33/S
[画像のクリックで拡大表示]

 8インチの画面は1280×800ドット、プロセッサーはAtom Z3735F、メモリーは2GB、ストレージは64GBを搭載する。インタフェースとしてmicroHDMI出力、microUSBポート、microSDスロットを備える。防水には対応せず、LTEや3Gの通信機能に対応する予定はないという。

 OSはWindows 8.1 with Bing(32ビット版)、Officeは従来通りの「Office Home and Business 2013」をバンドルする。外形寸法は126×215×9.9mm、重量は390g。発売は2014年11月下旬、店頭での価格は5万円台後半を想定する。