写真1●スマホやタブレットをポータブルSIMにかざして認証する
写真1●スマホやタブレットをポータブルSIMにかざして認証する
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写真2●コイン型や腕時計型などの各種モックアップ
写真2●コイン型や腕時計型などの各種モックアップ
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 NTTドコモは2014年10月7~11日に千葉市幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2014」で、SIMカードの機能を内蔵した小型認証デバイス「ポータブルSIM」を参考出展している(写真1)。ユーザーはポータブルSIMにスマートフォン、タブレット、モバイルWiFiルーターなどの通信機器をかざすだけで、通信事業者のサービスに接続できるようになる。個々の通信機器にSIMカードを挿入する必要がないため、同じ電話番号や通信サービス契約を、複数端末を切り替えながら利用できる。ポータブルSIMと通信機器の間は、BluetoothかNFCで接続する。

 展示ブースでの説明によると、ポータブルSIMのメモリー領域を使って、ショッピングサイトなどのID、パスワードを記録し、スマートフォンの対応アプリケーションと連携して、各種サイトへのログインを一元的に管理する機能も実装する予定。このほか、勤務先が従業員に提供するポータブルSIMの回線利用時に、アプリのインストールを制限することも考えているという。

 会場では腕時計型、カード型、コイン型などのモックアップも展示していた(写真2)。製品化のスケジュール、価格などは未定としている。